リアルに帰宅難民になった話

いやもう本当に生命の危機を感じました。冗談じゃなく。
話題の10年に一度の最強寒波。あれだけニュースで報じられていたのにも拘らず、まあそんなこと言っても電車がちょっと遅れるくらいなんだろうとしか思ってなかった月曜の自分に説教したい気分です。火曜は平日で仕事も普通にあって遅番の自分が最後のカギ閉めをしないといけないという現実。夕方一時的にわーっと雪が降って、これもしかしてやばい??と上司と二人で慌て始めたのですが、電車に関しては公式HPを見てもまだ動いているし、帰宅難民になんてならないでしょーとまだ甘い考え。その時は電車も多少は遅れるだろうから早くは帰れないけど家帰ったらこたつで温まろう、くらいにしか思ってないんですよ、まだ。でも17時を過ぎて今度はすごい勢いで辺り一面真っ白になるくらいの雪が・・・明らかにいつもと雪質違う?これが最強寒波??そんなの序の口でした。車組は積もらないうちにそそくさと退散し、残っているのは電車組と徒歩圏の職員。そして入ってくる近隣の渋滞情報・・・あーいよいよやばくなってきたな(まだ他人事)
おそらく帰宅難民になった人に対して「これだけ報じられているのに早く帰宅しないやつが悪い」という意見もあるかもしれないのですが、そんなのわかってるよ!利用者が帰らないとこっちも帰れねーんだよ!!今回はこの道路渋滞が影響し職場を出るのがいつもより1時間遅くなり、駅に着くとホームに電車は止まっているもののまさかの「時間調整中」の文字。えーーーーーー駅員さんに聞いても「再開のめどは立っていません」」でもホーム電車止まってるし、まさかそこが終点じゃないでしょ?とまだ甘く考えていました。ホームで雪の状況を見たり、待合場所でぼーっと立ったままスマホをいじって情報収集をしていて気づいたら21時半頃。ずっとホームに停車中の電車が動くことになったのですが、みんな押し寄せたためとんでもない密状態で、乗るのは困難。一本見送りました。そしてそろそろ動くだろうと思っていたのに動く気配ないし22時・・・駅員さんに聞いても「上からの指令がないのでこちらでは何も言えません」仕事なのはわかるのですが・・・その時点でも相当な人数が駅の中で待っていたのに指令室って何それ?事件は現場で起きてる、ではないですが、混乱は駅で起きているのに。
これまさか本当に今日も動かないし明日も動かないの?と不安になってきたのが22時過ぎ。不安になってきたのでとりあえず駅近くのコンビニでコーヒーを買って駅のベンチで飲みつつ、気持ちを落ち着けて、職場の他の方からくるLINEを見ていると「動かない電車の中で2時間待った」「乗り換えの駅で人が多すぎてホームに入れない」などなど恐ろしい情報が次から次へ。「こちらはまだ職場の最寄り駅です」と送ると「今日中に帰れる?」いや・・・電車さえ動けば30分くらいなんですけど。いつ動くの?ていうかこれ動かなかったら駅で夜明かしするのか?
初めての経験なので少しパニックになってきました。念のため駅近くのビジネスホテルも調べましたが時すでに遅く空き無し。一人暮らしの後輩のところにお願いして泊まらせてもらうか・・・家族いる人には遅い時間だしそれしかないよな。タクシーで家まで帰るか?お財布に一万円ちょいあるけどいくらかかるんだろう?どうしよう?わりと思考がぐるぐるしたところで駅員のアナウンス「新しい情報はありません。運転再開のめども立っていません」これ以上待っても無駄だな、と駅を出て後輩に電話し、泊めてもらう約束をしました。起きててくれてよかったです(私の電話で起きたようですが)
でもここからが一番きつかった。おそらく気温氷点下の外のタクシー乗り場でいつくるかわからないタクシーをひたすら待つ。待っている間寒くて寒くて止まったら凍りそうなのでとにかく手足を無駄に動かして時々睡魔が来るのも「ここで寝たらやばい」と思いながら必死。でも全然タクシー来ない。20~30分に1台くらい?そのうち職場のみなさんから「やっと帰宅」の連絡がぼちぼちきて「私まだ駅のタクシー乗り場です」と返信打ちつつ泣きそうになりました。泣きたいわ眠いわ凍りそうだわでもう倒れる。無理。それでもこの場所を離れると長く並んでいる列の後ろからまた並びなおしだし、トイレに行きたいのも我慢してひたすら耐えた。耐えて耐えて耐えて、1時間半、私の前に並んでいた人が「〇〇方向なんですけど、同じ方向の人いたら一緒にどうぞ」と言ってくださったので3人で相乗りさせていただきました。この方マジで神様でした。ありがとうございました。そんなこんなで暖かいタクシーの中でやっと座ることができ、無事25時に後輩のマンションについて生き返ることができました。駅で待ったのが2時間半、タクシー待ち1時間半。

朝になって京都市内での電車のニュースを見て昨夜の対応は本当に酷いもので、自分ももし目の前で人がたくさん乗っていったあの電車に飛び乗っていたら、同じように朝まで電車の中に閉じ込められてしまったのかもしれないと思うとぞっとしました。大雪以外にもいろいろ要素はあったみたいですが、台風の時みたいに計画運休してくれたらよかったのに。そして情報を受け取るこちら側も、特に天候は甘く見たらだめですし何より自分の身を守るためのお金は準備しておこうと思いました。コンビニやらタクシーやら本当に予想外の出費が多かった。今週も来週も週末は愛知なのに(それは知らん)以上、リアルでガチな帰宅難民になったお話。雪はもういい!

帰宅して一番に飲んだ
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